大雪山で遭難発生

昨日から大雪山系のトムラウシ山と美瑛岳で遭難が発生し、死亡者が出ているようです。

ここのところ、北海道は天候が悪く、スッキリ晴れた北海道らしい夏の天候ではありません。
雨が多く、低温で、平地でも肌寒い日が続いております。
北海道の2000m級の山になると、平地より10℃は低い気温でしょうから、昨日などは最低気温が0℃くらいもなっていたかもしれません。
トムラウシの山頂付近では、風速20m/sという強風が吹き荒れていたという情報もあります。
低温で強風、しかも雨となれば、それはかなり厳しい山になるでしょう。
トムラウシのパーティーは、旭岳→白雲岳（泊）→ヒサゴ沼（泊）→トムラウシ山→下山というルートだったようです。
日程は無理のないものだったのでしょうけど、天候が悪く、厳しい山行には違いありません。
最終日で、後は下りるだけというタイミングでは、疲れもあるでしょう。

美瑛岳の遭難は、初日だったようです。
こちらもトムラウシ山を目指す山行だったようです。十分な装備があったようですが、低体温症になるまで体が冷えてしまったようです。
美瑛岳から美瑛富士避難小屋まではそれほど距離も無いのですが、途中で暖をとるまでもない、ということで濡れた体で野営地まで急いだのでしょうか…。
状況は分かりませんが、油断禁物です。


どちらも登った山なのですが、あらためて山の恐さを思い知ったニュースでした。
山を甘くみてはいけませんね…。今年の北海道の気温は異常ですし…。
しっかりした装備と無理の無い行動、引き返す勇気を忘れずに、山を楽しみたいと思います。

ただ、国民の祝日である海の日（我が家では山の日）ですが、またしても天候不順で山には行けそうにありません…。